監修:亀田総合病院 ウロギネセンター長 野村昌良
尿もれについて知られていない5つのこと
多くの方が、尿もれ (UI = Urinary Incontinence) について話すことは恥ずかしいことだとお思いかもしれません。
世の中に広まっている尿もれ (UI) についての誤解もいくつかあります。尿もれ (UI) に関する正しい知識を得ることで、症状にあった適切な尿もれ対策へとつなげていきましょう。
その1 「尿もれ (UI) は高齢者だけが経験することではない」
加齢は尿もれ (UI) の原因のひとつで、歳を重ねるごとに尿もれ (UI) しやすくなります。しかし、世代を問わず、女性の誰もが人生のさまざまな段階で尿もれ (UI) を経験する可能性があります。若い女性でも、妊娠や出産による骨盤底筋のぜい弱化により尿道が緩んでしまうことがあります。更年期にエストロゲンの低下により尿もれ (UI) を経験することもあります。他にも肥満などによる慢性的な骨盤底の負荷により、尿もれ (UI) の症状を引き起こすこともあります。
その2 「尿もれ (UI) の症状からわかる疾患もある」
尿もれ (UI) は、ある疾患の症状のひとつとして起きることもあります。例えば膀胱脱(膀胱が下垂する病気)もそのうちの一つです。自分だけで判断せず、専門の医師に相談することはとても大切なことです。尿もれ (UI) の症状が大きな健康問題の兆候でないことを確認しましょう。
その3 「尿もれ (UI) には自分でできるさまざまな対策方法がある」
尿もれ (UI) によって毎日の生活を楽しむことができないと考える方も多いかもしれませんが、趣味や外出を諦めたり、交友関係を狭める必要は全くありません。根本的に尿もれ (UI) を防ぐことができなくても、自分でできるさまざまな対策方法があります。ウィスパー製品を使うことに加えて、日々の骨盤底筋トレーニングを行うことによって骨盤底筋を強化することで症状が改善されることもあります。それでも症状が続き、日常生活に支障が出るようでしたら、専門の医師に相談してみてください。
その4 「尿もれ (UI) しているからといって極端に水分摂取量を少なくする必要はない」
急にトイレに駆け込みたくなるかもしれないからといって、水分摂取を極端に控える必要はありません。水分補給は適度に行いましょう。確かに水をたくさん飲むことで、尿意切迫感や頻尿の可能性が高まりますが、水分補給が十分でないと、脱水や熱中症のリスクが高まります。夜間の尿もれを防ぐために、日中に水分を摂るようにし、夕方からは水分を控えましょう。また、カフェイン、アルコール、柑橘系のジュース、炭酸飲料などは控えるか、もしくは減らすようにしましょう。
その5 「尿もれ (UI)専用製品を使うことは恥ずかしいことではない」
周りの人に「大人用おむつ」を使用していると思われることが心配だという方も多いかもしれませんが、尿もれ (UI) 製品を生理用品と同じように考えてみて下さい。今までずっと着けてこられたと思いますが、周りの人は気づいていなかったと思います。 ウィスパーは、尿漏れ (UI) を経験している女性に女性としての自信を持ち続けて欲しいという想いから、さまざまな症状に応じた尿漏れ (UI) 製品のラインナップを幅広く揃えました。軽い尿もれ (UI) なら「ウィスパー1枚2役Wガード」か、「ウィスパーうすさら吸水」がお勧めです。もう少し安心感を得たいなら「ウィスパーうすさら安心」がいいでしょう。さらなる安心感を得たい場合は、吸収力が非常に優れた「ウィスパーうすさらシルキー」(パンツタイプ)を試してみてください。どの吸水ケア製品も吸水力と消臭力に優れ、着けていることに気づかれない安心感を実感して頂けるようにデザインされています。自分に合ったウィスパー製品を見つけて、尿もれ (UI) なんて大したことないと思える日々を過ごしましょう。
尿もれ (UI) を人知れず我慢する必要はありません。適切なケアをすることで、完治したり、治療や対策をとったりすることができます。あなたの症状に合わせて適切な解決策がないか、専門の医師に相談してみましょう。