明石工場で働く女性たちが考えるUI事情とは？

ウィスパーやパンパースを生産しているP&G明石工場。<br>
そこで実際に働く女性たちにUI事情について話してもらいました。

UIケアブランド「ウィスパー」の品質管理と品質保証の全般を統括。ユーザーの声をヒントに製品の改良に努めるとともに、購入から使用後までのすべての過程を見つめ、より高い満足と笑顔につながる製品づくりに取り組んでいる。UIの理解が広まり、決して恥ずかしいことではないと認知されることを、そして、すべての女性が自分らしく快適な毎日を過ごせることを願う。休日にドライブがてら温泉を楽しみ、心身ともにリフレッシュし、製品と向き合っている。

Junko Hirota - Profile 

PROFILE

UIケアブランド「ウィスパー」の生産ライン立ち上げプロジェクトに携わる。現在は、生産オペレーターとして生産計画とスケジュール調整・連絡、社内システムの管理を担当。店頭に並んだ製品から選ばれたときの喜びを胸に、原料の入荷から品質検査、製品の出荷までを見守り、ユーザーの笑顔につないでいる。大型バイクを乗りこなし、スノーボードなども楽しむアクティブライフ。女性のだれもが自分らしく、アクティブであってほしいと願っている。

Yuki Yabuuchi - Profile 

ベテランの先輩と共にUIケアブランド「ウィスパー」の問題解決や製品の品質向上、製品の改良に奮闘。現在は、新製品のデザインや製造方法の開発に参画し、最新技術を用いた品質管理システムの開発にも取り組み、ユーザーの声をもとに技術面や生産のことを考える毎日を過ごしている。得意のストリートダンスで仲間のいきいきした姿を身近にしながら、UIを気にすることなくいきいきと生きる女性が増えることを願い、さらなるスキルアップに取り組んでいる。

Shiho Chiba - Profile

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<p>＊P&G　UI（尿もれ）実態大規模調査<br/>
調査対象：<br/>
①全国の20代~60代の女性40,000人<br/>
②上記4万人調査の中からUI（尿もれ）経験有無の属性に着目し、それぞれを人口動態に基づき抽出した10,000人<br/>
実施時期：2019年7月20日（土）~21日（日） <br/>
調査手法：インターネット調査<br/><br/></p></div>

<div><span class="sub-head">廣田</span>
<p>私もウィスパーに携わって、こんなに幅広い年齢層で、しかも多くの女性が悩んでいることを知って、1人で悩みを抱え続けている方が沢山いると思うと、すごく切実なトピックだなと思いました。</p></div>

<div><span class="sub-head">千葉</span>
<p>私は、UIそのものが聞き慣れない言葉でした。ウィスパーを担当してからUI事情を知りました。こんなに幅広い年代での悩みのひとつだからこそ、当たり前のこととして認知されて、だれもがありのままで自分らしく過ごせるようになってほしいと思います。</p></div>

<div><span class="sub-head">廣田</span>
<p>私はUI経験がある方と話す機会もたまにあって、子供と一緒に駆けっこしたり、飛び跳ねたりして遊んでいるときに「あっ！？」って初めて経験したと話してくれる方もいました。出産後に起こる症状だと知っていても、突然のことで知識がなかったからとても悩んだそうです。</p> </div> 

<div><span class="sub-head">藪内</span>
<p>私も出産後にUIを経験した方の話を聞いたことがあります。製造関係の仕事で生産ラインに携わっていて、トイレに自由に行けなかったり、重いものを持ち上げることもあったりするために、UIの不安が復職を迷うひとつの要因にもなったようです。他には、バス観光が好きだけれど長時間の乗車時間が不安で、旅行自体を諦めようとしている方もいました。UIの問題は、女性のキャリアとか生活の質 (QOL)に大きく影響してしまいますよね。</p></div>

<div><span class="sub-head">千葉</span>
<p>経験したことがない方は、まだまだ自分のことに置き換えられないのが実情だと思います。私自身、このブランドに携わってなかったら、きっと悩んでいたと容易に想像できます。家族や友人に相談するにも言いづらかったでしょうし、お店での製品選びにも戸惑ったでしょうし、色々と不安になってしまったかもしれません。</p></div>

<div><span class="sub-head">廣田</span>
<p>UIのタイミングや原因は様々ありますものね。咳やくしゃみをしたときとか、階段を駆け下りたときとか、重い物を持ち上げたとき。子供とはしゃいで笑った瞬間にってこともあるようです。UIが広く認知されていれば、そうなったときでも焦らずに対処できるし、自分らしい毎日を送れますよね。</p></div>


<div><span class="sub-head">廣田</span>
<p>みなさんは、UI（尿もれ）について、ウィスパーに携わる前から知っていましたか？</p></div>

<div><span class="sub-head">藪内</span>
<p>私は、UI自体は知っていました。ただ、高齢になってから経験することだと誤解していました。トイレに間に合わないご高齢の方や、ケガなどで歩行が困難になった方に見られる症状だと思っていましたけれど、実際は、「20代以上の2人に1人*がUIを経験したことがある」という事実に驚きました。妊娠中や妊娠直後に起こる女性も多く、更年期や加齢の他にも肥満とか便秘とか。本当に色々な要因があると知り、UIってごく当たり前なことだなって感じました。</p></div>


Yuki Yabuuchi Section img

<div><span class="sub-head">藪内</span>
<p>それに、お店に立ち寄った時にUI製品のサンプルがあったんです。絆創膏の実物大なら手に当ててみるだろうし、洗剤だったら香りを確かめるだろうし。UI製品もそうやって実物の大きさや触り心地を確かめられるのはいいなって感じましたね。まだまだ売り場に近寄りにくい方も多いかもしれませんけど、サンプルを手にして自分にあった製品を気軽に選べるようになってほしいなって思います。</p></div>

<div><span class="sub-head">廣田</span>
<p>だれにとってもデリケートなことだし、きっとオープンに話せる相手とか場所ってまだまだ少ないのが現状ですよね。</p></div>

<div><span class="sub-head">藪内</span>
<p>必要なcc量やタイミング、個人差に応じた製品選びをするためにも、UIがはずかしいことであってはいけないですよね。生理用品に昼用や夜用があるように、UI製品もまた、吸収量とは別に “長時間の立ち仕事に”とか“スポーツを楽しみたいときに”といったカテゴライズ出来たらよいですね。。</p></div>

<div><span class="sub-head">廣田</span>
<p>UIは、やっぱり話しづらいというのが正直な気持ちですよね。私に話してくれた方々も、私がウィスパーに携わっているから、経験や悩みを打ち明けてくれたのかもしれないし・・・。</p></div>

<div><span class="sub-head">千葉</span>
<p>例えば、体調が良い日とか、お肌の調子が良い日だと、仕事もプライベートもやる気が湧いてくるように感じます。逆に、UIで悩んで気持ちが落ち込んでしまうと、なにをやるにしてもやる気になれない気がすると思います。質の高い製品を届けるのはもちろんですけど、UIが当たり前のことだと周知されてオープンに話せるようになることで、すべての女性が、気持ちよく仕事や趣味に前向きになれるといいですよね。</p></div>

Shiho Chiba  Section img

<div><span class="sub-head">藪内</span>
<p>おりものと尿とが両方とも下着の上に出てしまうこともあるでしょうし、本当はそれくらい身近なことですよね。UIを知り、適した製品を選んで使うことで、もっと快適に過ごせて、自分らしい毎日を送ることができますよね。そういえばバス観光を悩んでいた知人もUI製品を知って勇気が湧いたようで、結局その誘いを断らずに参加してトイレ渋滞に焦らずにすんだんです。最近は、不安なく遠出できたり、山登りを楽しんだり、アクティブに活動しているみたいですね。</p></div>

<div><span class="sub-head">廣田</span>
<p>朗報ですね！</p></div>

<div><span class="sub-head">千葉</span>
<p>生理になったときもそうですけど、「ズボンに染みているかも」、「こんなところで、うっかり漏れたらどうしよう」って不安になって、お出かけもしたくなくなるのは避けたいです。</p></div>

<div><span class="sub-head">藪内</span>
<p>UIをなくすことはできないけれど、ウィスパーを使うことでUIが気にならないくらい快適な時間を得られる方が増えると幸いですね。すべての女性がUIをバリアと感じることなく、仕事や趣味など、やりたいことに挑戦できて、エネルギッシュに活動できるサポートや社会づくりを、私たちは、ウィスパーを通して達成していきたいです。</p></div>

<div><span class="sub-head">廣田</span>
<p>女性のだれもが安心して、自分らしい毎日を過ごすことができるようにしていきましょう。だからこそ私たちの責任も大きく、きちんとした情報を積極的に発信することも大切だし、幅広い世代に受入れられるように製品を改良していくこともひとつの課題ですよね。すべての瞬間で不快、不満、妥協のない製品を届けられるように頑張り続けていきましょう。</p></div>

<div><span class="sub-head">廣田</span>
<p>UIが広い世代で認知されて当たり前に受け入れられるようになることが大切ですね。実際にP&Gが調べたデータによると、対処に適した製品を使っているのはわずか2割ほど。中には生理用品で代用している方もいたそうです。でも、生理用品とUI製品は備えている機能が違って、生理用品は経血を吸収する目的で作られていて、吸水ケア製品は尿を吸収する目的で作られているから、吸収の仕組みが違います。</p></div>

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